こんにちは。kamaxです。
今回は、よくある日野のセレガ(RU1ES系)のフロントフェンダー横にある、
ウィンカーの裏の腐食に対して、対策部品を作成しました!
この作成した部品の取り付け方について、順を追って詳しく解説していきたいと思います。
まずは、よくある日野のセレガのフロントフェンダーですね。
このフロントフェンダーの横に、サイドウインカーがあります。
はい、こんな感じに錆びで腐食しています。
10年以上このバスを使っていれば、大抵こんな感じに腐食しているのではないでしょうか?
腐食修理としては、先ず錆びを落として、錆止め塗料を塗ります。
これは、一般的な錆止め塗料であれば、何でも構いません。
そして、この後に対策部品を取り付けしますので、四隅や当たる部分にコーキング材を塗っておきます。
これは、部品と接着する意味でも、今後の防水の意味でも重要な工程になります。
さぁ、いよいよ対策部品の挿入ですね!
そうです!これが今回設計し作成したウィンカー裏の腐食修理の対策部品なんです!
これを元の腐食したブラケットの上に被せる感じですね。
これさえあれば、今後はウィンカー裏の腐食を阻止出来ますし、サイドウインカーを守る事も出来ます!
この対策ブラケットの横には、対角に穴が開いていますが、この穴から元の腐食したブラケットに穴を開け貫通させます。
その穴に対して、リベットやビス・ナットで固定すれば、被せて取り付ける事が出来ます。
その後、外から元のウィンカーを取り付けして、配線をこのブラケットの穴から出します。
元々付いていたウィンカー裏のゴムのシートをピンで固定します。
そりゃ、まともにフロントタイヤのはねた泥水がかかる所なのに、鉄板一枚のブラケットと、このゴムのシートだけでは水は侵入しますし、もちろん錆びて腐食しますよね!?
今までこの様な場所が腐食した日野セレガをお持ちのバス会社様は、仕方が無いのでフロントフェンダーを新品で購入されていました!
片方で2桁超えますね、、!
大抵左右のフロントフェンダー共にウィンカー裏のブラケットが腐食していますから、左右だとウン十万円…!イタイ出費になります。
それを私が見かねまして、今回この様な対策部品を考案しました!
裏から被せて取り付けるだけなので、施工時間は左右でも1時間かかりません。
それとも、左右ウン十万円のフロントフェンダーを、最近かんばしくない日野のディーラーに頼んで、何ヶ月も待ちますか?
最近はコロナ対策も緩和されて、続々と海外の旅行者が増えている状況です。
御社も、最近はお忙しいのではないでしょうか!?
私達の在住している関西では、特に数年後の大阪万博に向けて、バスの修理や改造が続々と入庫しております。
こういった即席で効果のある対策部品を考案して、即座に修理するという作業も私は得意です。
今、御社のお手持ちのバスは、この数年のコロナ期間で錆びや腐食は進んでいませんか?
出来れば、待機のお時間に、フェンダーやリッドを全て開けて、錆びや腐食や、可動のチェックをすることをオススメします。