スーパーロングでワイドなハイエースを路線バスに!?数ある機器をどう設置したのか??

こんにちは、kamaxです。

今回は、私のもとにハイエースのスーパーロング、ワイド仕様車が入庫してきました

内容はと言うと、「地域の路線バスとして使いたいので、路線改造してほしい」との事でした。

早速、こんな物から製作していきました。まずは鉄板と、L字にまげたアングル材を用意します。

これが、果たしてどうなるのか??

 

 

上下に切り欠いた鉄板を用いて、L字のアングル材で棟上げしました。

それから、、

 

 

アングル材の間を、その他の切り出した鉄板で合わせていきます。

もちろん、溶接止めですね…。

 

 

片方の面を開けた箱が出来ました。

ここは後で開閉出来る様にするため、フタを作る予定です。

 

 

さて、ハイエースの何処にこの箱が付くのか??

皆様、想像してみて下さい…。

 

 

そうです!ココなんです!

ハイエースの運転席と助手席の間のコンソール(肘当てBOX)をまるごと取り外し、ここにスッポリ入るように箱を作成しました!

元々のコンソールの止めボルトを利用して装着しているので、

またゆくゆく元のコンソールに戻せる設計にしてあります。

 

 

それで、助手席側にフタを設けて、こんなに大きく開く意味は何なのか!?分かりますか?

 

 

そうです、音声合成やDC-DCコンバーターなどの点検や整備を今後行うための点検ブタなんですね!

 

 

配線をまとめ、ヒューズを並べてみました!

このコンバーターを経由して、音声合成やその他の機器などに電源を回しています。

 

運転席に向けて、操作設定器やマイクの切り替え設定器などを装着しました、。

以下が、完成の状態です!

 

 

マイクの操作器の後ろには、左肘を置いたまま操作するためのクッションパッドを作成しました。

 

箱の左側は、助手席側の緩衝材を兼ねたクッションパッド入りのフタを作成しています。

 

乗客がつまずいて箱の角でケガをしないように、後ろ側にもクッションを付けた形状にしたので、ちょっと複雑なカタチになりました…。

 

 

箱の前側には音声合成を埋め込み、お客様のご希望で、

機器の電源の「キルスイッチ」を設けてあります、!

 

こちらが運転席側から見た機器BOXになります。

基本的に左肘を置いたまま操作できるように配慮しております…。

 

 

如何でしたでしょうか?

ハイエースを路線バスとして使うのに、必要な機器を何処にどう収めるか、知恵を絞った結果の作成となりました。

 

今後は、この様な作成、改造も増えてくるかもしれません。

最後までご覧頂き、有難うございます。

 

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