こんにちは。kamaxです。
今回は、まずこんな物を作る必要がありました。
一体何だと思いますか?
路肩灯のカタチに似ていますよね!?
まぁ、それに関する物なのですが…。
新車の三菱ふそうローザの仕事で、
路肩灯を付けて欲しい、、
というご依頼がありました。
ショートボディのタイプで、
特に右側に路肩灯を付ける場所がありません…。
どうしたかというと、、!?
これが導き出した答えです…!
右側にはエアコンのコンデンサーを点検、整備するためのスリットがフタになっています。
このスリットに対して路肩灯を付けるしかないんですね…。
下の画像をよく見て下さい。
スリットの裏側から何か挟んでいるのがお分かりでしょうか!?
冒頭でご覧頂いたグレーの部品は、
このスリットを挟むための、路肩灯の裏板なんです、、!
反対側は何もないので、そのまま穴を開ければ付きますが…。
では、この裏板をどう付けるのか!?
路肩灯と挟んでいるだけでは、
今後緩んで動いていくでしょう。
ですので、このスリットの一部と裏板を固定する必要があります。
路肩灯を付ける寸法で、一旦裏板を仮固定し、スリットと共止めする穴を開けます。
しかも、皿ビスで止めないと、取り付けの際に路肩灯を浮かしてしまうので、3mmの皿ビスを採用しました。
裏から見ると、こんな感じです。
対角に小さい穴が開いているのがお分かりでしょうか?
この穴でスリットと裏板を固定して、更に路肩灯本体を取り付けるための溶接ナットがあります。
ここを狙って路肩灯本体を取り付け、スリットの骨自体を完全に挟み込む設計ですね。
こうすれば、今後はバスの振動で路肩灯が動く事もないでしょうし、もし整備や点検などでこのフタを開ける時は、
路肩灯を付けたまま開けてしまえば特に邪魔にならないと思います。
もし御社が新車の三菱ふそうローザのショートボディを購入して、
いざ運転手さんのために路肩灯を付けようとした時に、
車体右側側面には、本当に付ける所がありませんよ。
皆様はこんな場合、どうやって路肩灯を取り付けしているのでしょうか!?
スリットの間に大きなワッシャーをかまして、無理やり止めでいるのが大半じゃないでしょうか??
それでは、ゆくゆく振動で緩みますし、最悪外れてプランプランしますよね?
ちょっとでも知恵を絞り、10年先の状況まで想像して部品を作成するのが私の流儀です。
こんな単純な部品でも、キチンと付ければ10年は大丈夫でしょう。
もう一歩考えて、もうひと手間加えて作業する。
これが、事故やトラブルを無くす事に繋がるのではないでしょうか!?