こんにちは。kamaxです。
今回は、当社に新車の三菱ふそう、ローザが入庫しまして、
リアのリッドに「乗降中表示灯」を付けて欲しい、というご依頼がありました。
そのバスは“幼稚園バス”なんです。
よく左に停車して、バスの後ろで「乗降中」と文字が光っているあの機械ですね。
ただ、よくあるこの幼稚園バスは、左側にある乗降扉が「手動」なのです…。
自動ドアであれば、そこの機械から配線を加工して、ドアの開閉信号を取ることが出来ます。
しかし、このバスは「手動ドア」なんです、、。
さて、どうしましょうか!?
そこで、私はこんな物を作りました。
手のひらに乗るほどの小さい箱です…。しかも、取付穴もあって、箱右側には多少大きな穴が開いています。
しかも、コンビとしてこのステンレスで作成したL字の金具も必要なんです。
一体、これは何をするものなのでしょうか??
箱の右側の穴には、よくあるトラックなどのドアのスイッチを取り付けします。
右側の多少大きな16パイの穴は、このスイッチを取り付けるための穴だったのです!
それと、コンビのステンレスのL字のステーは、開閉するドアの左上に取り付けします。
お分かりでしょうか!?
ドアが閉まれば、このスイッチをちょうど押すように調整して取り付けるのです。
これで、ドアが閉まれば「閉」の信号が、ドアが開けば「開」の信号が取れる訳です。
ただ、微妙な位置調整が必要で、これにはちょっとコツが必要かも知れません…。
押した状態で画像をアップしました。
キッチリこの状態にならないと、信号も出ないのです、。
スイッチの先端も尖っているので、ちゃんとステンレスのステーが押されている状態を
作り出さないといけません。
一度取り付けてしまえば、何年も活躍する重要な部品になります。
ココがちゃんと働かないと、後ろのリッドに取り付けられている「乗降中」のランプが付きません。
幼稚園児が乗り降りする事を後続車に示す大事な機器であります。
小さい部品ではありますが、大げさに言えば人命に関わる部品。
ちゃんと動作することを確実に確認しながらの取り付けが必要になってきます。
これぐらいスムーズに動けば問題ありません。
この部品はこのバスの室内の塗装色に合わせて塗り直しています。
作成された部品は、最初は下地塗料を塗っています。
後はそのバスのボディ色に合わせて塗装すれば、取り付けしても違和感が無くなる訳です。
しかし思うのが、幼稚園バスや送迎バスに限って「手動」の折り戸の開閉扉が多いのです。
これはいざという時に避難できる、などの理由で「手動」になっている場合が多いと思いますが、
御社も、幼稚園バスや送迎バスをお持ちならば、「乗降表示灯」は必要ではありませんか?
開閉扉に“センサーもない”のはどうしてなのでしょうか?
開閉は手動でも、開いているか閉まっているかの「センサー」や「スイッチ」などは必要じゃないでしょうか?
どんな乗用車でも、トラックでもドアの開閉スイッチは付いています。
バスの手動の「折り戸」には何故それが無いのでしょうか!?
ここが謎なんですが、元々無いものは仕方ありません。
私の様に、こういった物を作成して、それに対応しなくてはなりません。
全国のバス会社の皆様、御社はローザ等のマイクロバスをお持ちで、この様な問題はありませんか?
内装の事であれば、私が相談に乗らせて頂きます。
加えて言うと、三菱ふそうのローザは、自動ドアの開閉にもよくトラブルが出ます!
ドアが途中で閉まらない、一度止まってから急に閉まる、ドアが閉まりきらない、半ドアの状態で止まる、など。
私達もよく三菱ふそうのディーラーに出向いてそれを修理するのですが、これはリコールにはならないそうです…。
そのあたりのご相談も良ければ乗りますよ。私達の地域でも定期的に出る修理なので、
全国的にも多いのではないでしょうか!?