こんにちは。kamaxです。
さて、得意先のバス会社から、
路線バスの修理が入って来ました。
地元の路線バス会社なのですが、
いつも車庫に戻れば、洗車担当の方が
洗車をします。
長年の慣習から、室内はバケツとモップを
持ち込み、濡らして洗う、そうです。
バスは平成23年式の三菱ふそう、
MP系の路線バスです。
外装を見る限り、まだまだ新しいバスです。
まだ6年落ちのバスですが、
長年の慣習の室内洗浄で、
どうなったか?
こうなりました。
毎日ジャブジャブ室内を
水洗いした結果です。
バスの室内の床は、コンパネ(木材)を
組み込んだ上に、床材(ロンリウム)が
貼ってあるだけです。
床材も、経年劣化で、
スキマや穴が空いてきます。
そこから、床のコンパネに
水が染み込んだものだと考えられます。
念のため、下廻りも覗きました。
他の車種もそうですが、
フロントタイヤの跳ねた水がかかる
ところなので、
下から水が入ってくることも多いのです。
ただ、今回のバスはまだ6年落ち。
床下はコーキングとアンダーコートで
しっかり被われていました。
下から水が入ってきたというのは、
考えにくいですね。
それでは、やはり室内の水洗浄のみで
ここまで腐食したのだろうか?
どれだけの水を流していたのだろうか?
これは私の想像なのですが、
室内にも外洗いと同じく、
ホースから水を出して
ブラシでこすっていたのでは?
もちろん、キレイにはなりますが、
お勧めしません。
やはり水はどこからか染み込むので。
モップの水を絞って洗ったぐらいでは、
ここまでの腐食は考えにくいのです。
御社は路線バスはお持ちですか?
フロントフェンダーの後ろ、
一度踏んでみて下さい。
柔らかい場合は、腐食が進んでいます。
「室内の洗浄方法を見直す」
得意先は再び、全車種を
チェックするとおっしゃいました。
しかも、今回は
お客様のクレームから発覚した、
というのがまずかったそうです、、。