こんにちは。kamaxです。
当社の得意先のバス会社には、
ちょっと有名な運転手がいます。
事の発端は、ある大手ディーラー
から新車の貸切バスを購入した
事から始まりました。
まず、新車なのにトランクに
雨漏りがありました。
お客様の荷物が濡れたそうです。
当社はその大手ディーラーの
提携工場ですので、
依頼を受けて、クレーム処理
の作業に伺いました。
その得意先に行って、ホースで
水を1時間程かけました。
肝心の雨漏りがありません。
トランクの天井を全て外すと、
左側より右側のコーキングが
少し細い気がしましたので、
右側を厚盛りしました。
後日、まだ雨漏りがする
というので、
依頼を受けて行きました。
また症状が出ません。
今度は左右フロント
フェンダーの後ろの天井と、
トランク前側の天井に、
たっぷりとコーキングを
塗りました。
また後日、今度は外装の塗装
のあらゆる箇所にムラがあると、
その運転手は言い出しました。
「夜外灯の下でボディ見たら
ムラだらけや。〇〇のやつ、
とんだ外れバス掴ましよって!」
もう、販売担当者を呼び捨てです。
なんと、半年後当社で
全塗装し直しました。
これで、ムラも無いはずです。
また1年後、その運転手
からのクレームです。
「後ろの塗装が割れてきた」
ここで、両者が揉めることに…。
大手ディーラーの担当者は、
「うちも車両価格の何割も
クレームに使っています。
今回の件も、どこかに
ぶつけたのではないのか?」
もういい加減にしてくれ、
そんな言い様でした。
さすがに疲れますよね?
ただ、この運転手も
引き下がらない。
「これだけハズレのバスを
掴ませておいて、キチンと
直してもらう。
無理だと言うなら、
休業保証分を頂くか、
代わりに別の新車を用意する事」
運転手は勘も鋭く、
次々と穴を見つけるのです。
しかし、神経質過ぎる
面もありました。
ディーラーの担当者も、
当社にとっては大切な存在。
バス会社も得意先なので、
やはり無下には出来ません。
バス会社の社長は、まだ
話しの分かる方なので、
意見を聞きましたが、
「このバスは〇〇に任せて
いるから、私は何も言えない」
えっ、社長もお手上げですか?
当社も板挟みの立場で、
非常に辛かった。
工賃は頂けますが、正直、
もうあのバスは触りたく
ありません。
ディーラーの担当者は、
最悪車両代を返して、
バスを引き取るとまで
言われたそうです。
だが運転手は、休業保証費用
と慰謝料を請求したそうで、
結局バスの補修を行うこと
になりました…。
最近のバスなので、後ろ回り
は全てFRP 製です。
エンジンリッドもFRP で、
全て新品に交換した後、
その部分を塗装する
という大工事です。
「ここまでする必要が
あるのか?」
当社と、ディーラーの
担当者の気持ちでした。
もう1つ問題がありました。
「色が合わない」
という事です。
何百万円もする、ミクロの
単位まで合成する機械を
もってしても、
塗装をした時期が違えば
見た目に色は変わります。
以前塗装した箇所は
風化しているからですね。
塗装する面積を増やし、
ボディ全体を磨き込むことで、
何とか色を均一に見せる
ことに成功しました。
当社の塗装職人の努力です。
後ろの部品の新品交換も
簡単ではありませんでした。
・リアガラスを外し、
・室内の最後部のシート、
・内張り、エアコン回りの機械、
・配線の取り外しなど、
バスの後ろ回りの部品は
全てバラして、
巨大な新品のFRP製品を
組み込む。
(上記の青の部分丸々交換ですよ)
ちょっとした船を
組み立てている気分です。
その後も、運転席が歪んで
いるからと言って新品交換、
ミラーのアーム格納が
変な音がする、
と言ってモーターの新品交換。
その度に出張作業。
この運転手にはホトホト
疲れました。
ただ、得意先の社長が良い方で、
この後ディーラーから
マイクロバスを3台購入。
その新車の仮装が3台とも
当社に入りました。
運転手にも、自分の担当バス
以外は文句を言わせませんでした。
今では、得意先になり、
良いお付き合いをしております。
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まずは、写真と共に
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御社に寄り添うことは
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