こんにちは。kamaxです。
今回はお客様のご意向で、なんと、、
「日野のポンチョにドライブレコーダーとカメラを8個付けたい!」
という内容です…。
御存知でしょうか?日野のポンチョというのは、マイクロバスです。
よく地方の路線バスやコミュニティバスとして活躍していますよね。
しかし、普通の路線バスからすると随分とコンパクトなものです。
「8個のカメラ」というのは、ドラレコに対してのカメラで、
8個のカメラで常時ドラレコに記録したいという事です。
果たして、このバスに、カメラが8個も付くのでしょうか??
まずは外側は左右のミラーアームの後ろに付けました。
ポンチョの外側にカメラを付ける場合は、ここは定番ですね。
たまにミラーアームにカメラを付けているバスもありますが、
可動しますし、あくまでもボディに付けるのがセオリーだと思います。
さて、問題は室内です。室内の何処にそんなにカメラを付けるか?
まずは、左前方から室内を記録するカメラと、
運賃箱と運転手を記録するカメラの取り付けです。
左前方のカメラは、天井の丸みがキツいので
「アクリル板」でなるべく平行を出しました。
こういった工夫も、今まで色々とやってきましたね、、。
運賃箱と運転手を記録するカメラは、室内の照明のすぐそば
ですが、ここしか無かったです…。
ドライブレコーダーの本体は、運転席の棚の上にありました。
ここに全てのカメラのケーブルを持って来ないといけません。
単純な話、カメラを8個付けたら、8本分のケーブルをここに
持って来てまとめないとダメなんです…。
この小さいバスが、ケーブルだらけ、配線だらけになります。
車体の中央から客席を記録するカメラを取り付けます。
本当はカメラの配線を天井裏に隠したかったんですが、
天井がめくれないので、モールの上に固定しました。
このあたりが、ポンチョにイタイところです、、。
車体天井の中央になりますので、お客様の荷物が当たる場合があります。
ですので、カメラはアクリルのドームで守る事にしました。
次は、もう少し室内の後方から最後列の辺りを
記録するカメラを取り付けします。
ここは室内の後方右端に取り付けしました。
配線は右のダクト内を通せるので、このカメラはキレイに付きましたね。
さて、一番大事な前方を記録するカメラの取り付けです。
ここも、日野ポンチョの定番ですが、前幕の箱の下に取り付けるしかありません。
配線は前幕の箱の中にまとめました。ただ、前幕の箱のフタを
開けるのが面倒でした、、。
ちなみに画像はありませんが、後方を記録するカメラも後幕の
箱の下に取り付けしました。
日野のポンチョの場合、前後を記録するカメラを取り付けする時は、
前後の幕箱の下に取り付けするしかありませんね。
最後に、全てのカメラ画像を映し出すモニターの取り付けです。
これも取り付ける場所が少ないのですが、今回はここに取り付けしました。
本当は画像の右側にあるセンターパネルの上に取り付けたかったんですが、
前方の視界を著しく悪くするので、やめました…。
ここなら視界を邪魔することなく、配線もしやすいのです。
ちなみにモニターの下には、金具を取り付けして浮かせています。
モニターがこの溝に入らないので、それしかなかったです、。
何とかカメラを8個取り付けして、全ての動作確認を終えました。
これも時代なんでしょうか!?約10年単位の工事の更新毎に、
カメラが増えていく感じがします…。
バスに乗れば、運転手も乗客も常にドライブレコーダーに記録されています。
例えば、運転手がスマホを触っていたり、乗客が痴漢をしたり、
スリなんかしても全て記録されるのです。
犯罪や違反行為を発見出来て良いのですが、なんか窮屈ですよね、、。
本当はそんなにカメラで監視しなくても、平和に運行出来れば
言う事はないのですが、、仕方がないのでしょうか!?
「監視社会」
証拠を重視する現代では、加速的に監視する事を求めています。
公共の乗り物にこれほど監視するカメラを付けて、お客様が
乗りたくなるとは思えないですが…。
犯罪や違反行為を防ぐ為には、仕方がないんでしょうかね〜。
~御社のご依頼に応じて、オリジナルでカスタマイズしていきますので、
バスの架装で何かお望みがあればご相談下さい。