#業務連絡!御社にふそう#エアロMS96,06系のバスに雨漏れの症状はありませんか!?

こんにちは。kamaxです。
当社は、三菱ふそうの
提携工場です。
最近、クレームや手直し
作業も多くなっていますが、
気になっている事があります。
「ふそう品質」が、
落ちていないか!?
という事です、、。
提携工場でありながら、
こんな事を暴露するのは
“ふそう”から文句が
ありそうですが、、。
しかし、お客様である
バス会社の事を考えると、
ちょっと警鐘を鳴らす
必要があるかと。
今回の修理内容は、なんと、
「雨漏り」、、です…。
fuso1.jpg
fuso2.jpg
顧客のバス会社に納車
されてまもなく、
左側の読書灯の辺りから、
水が漏れて来たそうです。
ちょうど、天井にある
エアコンユニットの配管が、
室内に回ってくる穴の辺り…!?
予測がついたので、
見てみる事に…。
fuso3.jpg
fuso4.jpg
fuso haikan.jpg
ですが、このユニットの下なのです…。
外さないとこの配管辺りが
どうなっているか
分かりません、、。
大変な工事になりますが、
結局、クレーンで吊って、
ユニット全体を一旦
外すことに、、。
fuso tennjou.jpg
fuso yane.jpg
fuso yane2.jpg
このユニットは、
重の高いスポンジと、
コーキングでベットリ
固定されています。
一旦外してしまうと、
新品に交換しなければ
いけません、、。
一度スポンジとコーキング
をきれいに取り除き、
新品を注文して、
再度コーキングを盛って
取り付ける事に、、。
fuso tannjou3.jpg
fuso kure-nn.jpg
その後、再び雨漏りチェックの為、
天井に上ってホースで水を
一時間程かけましたが、
室内に雨漏りも無く、
無事に修理完了。
今回の修理の原因は、
「天井のエアコンユニット
 の下の、
 スポンジのコーキング不足」
です。
この、スポンジの下の
コーキングが不足していた為に、
隙間から水が入り、
室内に伝って漏れていた、、
という事、、。
これは、完全に新車の、
製作行程の不備でしょう!?
当社に最初入って来たとき、
もちろん雨漏りチェック
はしましたが、
お客様のおっしゃる
読書灯辺りから、
「打たせ湯」の如く
水が出て来ました、、。
新車製作行程では、
最後に「シャワーテスト」
するはずなのですが、、
こうなると、
本当にテストしたのだろうか?
と思わざるを得ません..
新車の製作ラインに、
熟練の工員、管理者は
いないのだろうか?
そう感じるのは私だけ
でしょうか?
最近の新車の工場は、
期間社員や外国人が多い
と聞きます。
ですが、熟練の管理者が
最後にチェックする、
監修すれば、こんなクレーム
は上がって来ないはずです。
やはり、恐ろしいのは、
こんな状況で、新車として
お客様(バス会社)に納車される事。
現在では、昔は数もあった
バスの製作会社も無くなり、
新車を買うのなら、
「日野」と「三菱ふそう」
のほぼ二者択一。
「いすゞ」も、バスの新車は
日野からの供給を受けています。
ですから、多少の不備があっても、
顧客(バス会社)が我慢する
しかない…。
逆に言うと、メーカー側
からすれば、
多少の不備があっても、
バスは売れる、、!
こっちは、注文のバス車体を
作るのに忙しいんだ、
多少の不備があれば
言ってくるだろう、
これだけオーダーを抱えれば、
ミスも当然出てくるだろう!?
といった甘え、ないですか?
たった〇十万の、中古車でも、
これだけ雨漏りがあれば、
客は店に怒鳴りに来るでしょう。
このバスは、新車で〇千万、
家一軒分ですよ、、!
こんなクレームがあっても、
顧客(バス会社)はまた
必要があれば、
次のバスを買うでしょう。
それに、甘えていませんか?
色んな意味で、「慣れ合い」
になっているバス業界に、
警鐘を鳴らしたいと思います。
こんな事では、中国や韓国の
バス車体が、
日本を走る日も近く
なるのでは、、、!?
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