こんにちは。kamaxです。
前回は十年に一度の、「運賃箱の載せ替え」をやってきた、、
という記事でした。
隣の県まで毎日通っていたので、移動距離で疲れた、というのが本音です、。
さて、その「運賃箱の載せ替え」なんですが、
どの営業所も同じバスを揃えている訳ではないので、バスのメーカーや車種に応じて、
作業のやり方や段取りを変えていかなくてはなりません、、。
これは、どのバスも2~3台こなさないと、どう作業すれば一番効率が良いのか!?ここが見えません…。
その具体的な事例を、車種によって解説していきましょうか!
先ずは、どの営業所でも一番台数の多い、日野の「KR系」の路線バスですね。
フロントにリッドがあって、「パカン!」と開くので、非常に作業がしやすいです。
しかも、配線はリッドを開けたところにまとめられています。
上のLEDの停名表示は、フタと一緒にこんな風に開くので、
位置を出さないと確認ミラーを割ってしまいます、。
現に、最初に作業した時に割りました、、。
設定操作器の金具です。
支局の人と数時間打合せして、ようやく割り出した位置です…。
運賃箱のフューズユニットと、無線本体の取り付け部品です。
これも、細かく位置を出して、
その後このバスを作業するときにすべてこの寸法で部品を取り付けていきます。
後ろの扉の乗降口には、
ご覧の「ICカードリーダー」を取り付けるのですが、、
上の写真の様に、床に穴を開けて、配線を上に引き出さないといけません。
この車種、床に5mm程の鉄板があるので、穴を開けるのに10分ぐらいかかってしまうのです、、。
しかも、カプラーの頭を通すので、30パイの大きな穴が必要・・・。
30mmのホールソーがいくつも潰れていきます。
それでも、どのメーカーの車種よりも作業は早い!やはり、現役のJバスは作業がしやすい!
慣れれば、2時間程で作業が完了します。
続いては、三菱ふそう「MP系」の路線バス…。
日野のKR系の路線バスの次に多い車種なので、まだ慣れ親しんだバスですね。
この車種は運賃箱の前に点検ハンマーの金具がドーンとあるので、
これを避けるように無線とフューズユニットを取り付けます。
下のフューズユニットの位置なんか、フタの前のヒーターと内骨の干渉しない、絶妙な位置を出しているんです、、!
この車種は、ICカードリーダーの配線が、右下のグレーの箱に収められているので、
そこから配線を出し、こんな感じで引き回せば割に簡単に付きます、。
床からの高さと、向きは決めてしまいます。もちろん、法的な基準にのっとって、、ですけどね。
まだまだご紹介したいバスの車種があるのですが、長くなるので、次回に続けたいと思います。
次回も、乞うご期待!
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